WordPressの投稿と固定ページの使い分け

この記事はプロモーションが含まれています。

投稿と固定ページの違い

WordPressの投稿と固定ページは、どちらもコンテンツを作成・公開するための機能ですが、それぞれ異なる目的と用途を持っています。主な違いは以下の通りです。

投稿 (Posts)

  • 時系列コンテンツ: 投稿は基本的にブログ記事のような時系列に並ぶコンテンツに適しています。新しい投稿が追加されると、通常はウェブサイトのトップページやブログアーカイブページの一番上に表示されます。
  • カテゴリーとタグ: カテゴリーとタグを使って分類することができます。これにより、読者は特定のトピックの投稿を簡単に見つけることができます。
  • コメント: コメント機能がデフォルトで有効になっており、読者との対話が可能です。
  • RSSフィード: RSSフィードに対応しており、更新情報を購読者に配信できます。
  • アーカイブ: 月別アーカイブ、年別アーカイブ、カテゴリー別アーカイブなど、様々なアーカイブページに自動的に分類されます。
  • 例: ニュース記事、ブログ記事、お知らせ、イベント情報など、定期的に更新される情報。

固定ページ (Pages)

  • 静的コンテンツ: 固定ページは、時系列とは関係なく、比較的変更が少ない静的なコンテンツに適しています。ウェブサイトのナビゲーションメニューに表示されることが多いです。
  • 階層構造: 親子関係を設定することで、階層構造を持つことができます(例:会社概要の下に「沿革」や「アクセス」のページを持つ)。
  • コメントなし(通常): 通常、コメント機能は無効になっています。
  • RSSフィードなし: RSSフィードには含まれません。
  • アーカイブなし: 投稿のように自動的にアーカイブされることはありません。
  • 例: 会社概要、プライバシーポリシー、お問い合わせ、サービス紹介、サイトマップなど、ウェブサイトの基本的な情報。
特徴投稿 (Posts)固定ページ (Pages)
用途時系列コンテンツ、ブログ記事、ニュース静的コンテンツ、サイトの基本情報
表示順序新しいものが上に来る(時系列)固定、ナビゲーションメニューによく表示される
分類カテゴリー、タグ親子関係(階層構造)
コメント有効(デフォルト)無効(デフォルト)
RSSフィード含まれる含まれない
アーカイブ自動生成される(月別、年別、カテゴリー別など)生成されない

ウェブサイトを構築する際には、これらの違いを理解し、コンテンツの性質に合わせて投稿と固定ページを使い分けることが重要です。

WordPressの投稿のメリット

WordPressの投稿(Post)を利用するメリットは多岐にわたります。主なものを以下にまとめました。

1. 情報発信の手軽さと柔軟性

  • 直感的な操作性: WordPressの投稿エディタ(ブロックエディタまたはクラシックエディタ)は、特別な知識がなくても記事の作成、編集、公開が簡単に行えます。Wordのような感覚でテキストを入力し、画像や動画を挿入できます。
  • 多様なコンテンツ形式: テキストだけでなく、画像、動画、音声、埋め込みコード(YouTube動画、SNS投稿など)など、さまざまな種類のコンテンツを組み合わせて投稿できます。
  • スケジュール公開: 記事を書き終えてもすぐに公開せず、指定した日時(未来の日付)に自動で公開する設定が可能です。計画的な情報発信に役立ちます。
  • 下書き機能: 公開前に内容を保存し、後で編集を再開できる下書き機能があります。複数人で分担して記事を作成する際にも便利です。

2. SEOに強い構造

  • パーマリンクのカスタマイズ: 投稿のURL(パーマリンク)を自由に設定できます。キーワードを含んだ分かりやすいURLは、検索エンジン最適化(SEO)に有利です。
  • カテゴリーとタグ: 投稿をカテゴリーやタグで分類することで、サイト内の情報を整理し、ユーザーが目的の情報を探しやすくします。これにより、サイトの回遊率向上やSEO効果も期待できます。
  • メタ情報の設定: 多くのSEOプラグイン(Yoast SEO, All in One SEO Packなど)を利用することで、各投稿ごとにタイトルタグやメタディスクリプションなどを設定し、検索結果での表示を最適化できます。
  • RSSフィード: 投稿が更新されるとRSSフィードが自動的に生成され、読者はRSSリーダーを通じて最新情報を購読できます。

3. 読者とのコミュニケーション

  • コメント機能: 投稿ごとにコメント欄を設置でき、読者からのフィードバックや質問を受け付けられます。これにより、読者とのエンゲージメントを高め、コミュニティを形成できます。コメントの承認機能やスパム対策も充実しています。
  • ソーシャルメディア連携: 投稿を公開すると同時に、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアに自動的にシェアするプラグインなどがあり、情報拡散を促進できます。

4. 拡張性とカスタマイズ性

  • 豊富なテーマとプラグイン: WordPressには数多くの無料・有料テーマやプラグインが存在します。これにより、デザインの変更や機能追加(お問い合わせフォーム、SNSシェアボタン、SEO対策など)を簡単に行うことができます。
  • カスタムフィールド: 必要に応じて、投稿に独自の情報を追加できるカスタムフィールドを利用できます。これにより、より複雑なデータ構造を持つコンテンツを管理できます。
  • リビジョン機能: 投稿の編集履歴が自動的に保存されるため、過去のバージョンに戻すことができます。誤って内容を削除してしまったり、以前の記述に戻したい場合に非常に役立ちます。

5. 管理・運用のしやすさ

  • 一元管理: すべての投稿がWordPressのダッシュボードで一元的に管理できるため、効率的な運用が可能です。
  • マルチユーザー対応: 複数人でブログを運営する場合、ユーザーごとに異なる権限(管理者、編集者、投稿者など)を設定できます。

これらのメリットから、WordPressの投稿機能は、個人ブログから企業サイトのブログ、ニュースメディアまで、幅広い情報発信に最適なツールと言えます。

WordPress固定ページのメリット

WordPressの固定ページのメリットは以下の通りです。

1. 永続的な情報の発信に適している

固定ページは、ブログ記事のように時系列で流れていくのではなく、独立したコンテンツとして存在します。そのため、企業情報(会社概要、お問い合わせ、プライバシーポリシーなど)、サービス紹介、ポートフォリオといった、頻繁に更新される必要がなく、永続的にユーザーに見てほしい情報の発信に非常に適しています。

2. メニューに組み込みやすい

固定ページは、サイトのグローバルナビゲーション(ヘッダーメニューやフッターメニューなど)に簡単に組み込むことができます。これにより、ユーザーはサイト内の重要な情報に迷わずアクセスできるようになり、サイトの利便性が向上します。

3. SEOに有利になる場合がある

特定のキーワードで上位表示を狙いたい重要なページ(例:サービス紹介ページ、製品ページ)を固定ページとして作成することで、そのページに特化した内容を充実させ、内部リンクを適切に配置するなど、SEO対策を集中して行うことができます。これにより、検索エンジンからの評価を高め、オーガニック検索での流入を増やすことが期待できます。

4. 階層構造で管理しやすい

固定ページは、親ページと子ページを設定することで階層構造にすることができます。これにより、関連するページをグループ化して整理することができ、サイト全体の構造が分かりやすくなります。例えば、「サービス」という親ページの下に「サービスA」「サービスB」といった子ページを作成するといった使い方ができます。

5. デザインの自由度が高い

固定ページは、テンプレートやページビルダープラグイン(Elementor, Beaver Builderなど)を使用することで、ブログ記事よりも自由にデザインをカスタマイズできる傾向があります。これにより、ブランドイメージに合わせた魅力的なページを作成し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

6. コメント機能のオンオフを切り替えられる

固定ページは、用途によってコメント機能の要不要が変わります。WordPressでは、固定ページごとにコメント機能のオンオフを簡単に切り替えることができるため、不必要なコメント欄を表示させないなど、柔軟な運用が可能です。

7. スラッグ(URLの一部)を自由に設定できる

固定ページのURLの一部であるスラッグを自由に設定できます。これにより、ページのコンテンツ内容を反映した、分かりやすく検索エンジンにも認識されやすいURLを設定することができます。

これらのメリットを活かすことで、ウェブサイトの構造を整理し、ユーザーにとって使いやすく、かつ検索エンジンにも評価されやすいサイトを構築することができます。

アフィリエイトのLP(Landing Page)は固定ページか投稿か

WordPressでLP(ランディングページ)を作成する場合、通常は固定ページを使用します。

その理由は以下の通りです。

  • 独立したコンテンツであるため: LPは特定の目的(商品購入、資料請求など)のために作成され、ブログ記事のように時系列で並ぶ必要がありません。固定ページは独立したページとして扱われるため、LPに適しています。
  • レイアウトの自由度が高い: 固定ページは通常、ブログの投稿一覧には表示されず、サイドバーなどのウィジェットも非表示に設定しやすいです。これにより、LPに特化したレイアウトやデザインを自由に構築しやすくなります。
  • URLの簡潔さ: 固定ページはスラッグを設定することで、シンプルで分かりやすいURL(例: yourdomain.com/lp-name/)を作成しやすいです。
  • SEOのしやすさ: LPは特定のキーワードでSEOを最適化することが多いため、独立したページとして管理しやすい固定ページが有利です。

投稿を使用することも技術的には可能ですが、以下のようなデメリットがあります。

  • ブログ記事と混同される可能性: 投稿は通常、ブログの時系列に並べられるため、LPが他のブログ記事の中に埋もれてしまう可能性があります。
  • レイアウトの制限: 多くのテーマでは、投稿ページはブログ記事としての表示に最適化されており、LPに必要な自由なレイアウトを構築しにくい場合があります。
  • 不要な要素の表示: サイドバーや関連投稿などの要素がデフォルトで表示されやすく、LPの目的である「コンバージョン」の妨げになる可能性があります。

したがって、WordPressでLPを作成する際は、固定ページを使用することを強く推奨します。

WordPressのアフィリエイトで重要なテーマとレンタルサーバーの選び方

WordPressはアフィリエイトに非常に適したプラットフォームです。自由度が高く、SEO対策やカスタマイズが容易なため、アフィリエイトサイトの構築に適しています。多くの成功事例があり、アフィリエイトで収益を上げたい人にとって有力な選択肢となります。

WordPressでアフィリエイトを始めるにあたって、テーマとレンタルサーバーは非常に重要な要素ですね。WordPressのテーマはサイトのデザインや機能に大きく影響します。アフィリエイトサイトに適したテーマを選ぶことで、読者にとって見やすく、商品が魅力的に映るサイトを構築できます。

テーマを選ぶ際のポイント

  • デザイン性: ターゲット層に合わせた魅力的なデザインであるか。
  • 機能性: 記事作成を効率化する機能(ボックス、ランキング、レビュー機能など)が充実しているか。
  • SEO対策: 検索エンジンに評価されやすい構造になっているか。
  • 表示速度: サイトの表示速度は、読者の離脱率やSEOにも影響します。高速表示に対応しているか。
  • サポート体制: 困った時に質問できるサポートがあるか。
  • レスポンシブデザイン: スマホやタブレットなど、様々なデバイスで閲覧しやすいか。

おすすめ有料テーマ


WordPressを運営するには、サイトのデータや画像を保存するレンタルサーバーが必要です。レンタルサーバーの性能はサイトの表示速度や安定性に直結するため、慎重に選びましょう。

レンタルサーバーを選ぶ際のポイント

  • WordPressの簡単インストール機能: 初心者でも簡単にWordPressを導入できる機能があると便利です。
  • 表示速度: サイトの表示速度はSEOにも影響します。高速なサーバーを選びましょう。
  • 安定性: サーバーダウンが少なく、安定して稼働するサーバーを選びましょう。
  • コストパフォーマンス: 料金と提供されるサービスのバランスが良いか。
  • サポート体制: トラブル時に迅速に対応してくれるサポートがあるか。
  • セキュリティ対策: 不正アクセスやマルウェアからサイトを守る機能が充実しているか。
  • ディスク容量: サイトのデータ量に応じて必要な容量があるか。

おすすめレンタルサーバー


アフィリエイトに必要なSEOやSNSとの連携は専門知識も要求されます、外部サービスの利用を検討されてはいかがでしょう。