SNSを使ったアフィリエイトにはどんなものがあるのか
SNSでアフィリエイト
SNSアフィリエイトとは、Instagram、X(旧Twitter)、YouTube、TikTokなどのSNSを活用して、商品やサービスを紹介し、その成果に応じて報酬を得るアフィリエイトのことです。ブログなどと比べて、手軽に始められることや、拡散力が高いことなどがメリットとして挙げられます。
始め方のステップ
- SNSアカウントを作成する
- まずは、アフィリエイトを行いたいSNSのアカウントを開設します。すでにアカウントを持っている場合は、次のステップに進みます。
- ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録する
- ASPは、広告主とアフィリエイター(あなた)を仲介する役割を担っています。ASPに登録することで、様々な企業の広告案件を扱うことができるようになります。
- 代表的なASPには、A8.net、もしもアフィリエイト、バリューコマース、楽天アフィリエイト、Amazonアソシエイトなどがあります。
- 紹介する商品やサービスを選ぶ
- ASPに登録したら、自分が紹介したい商品やサービス、つまり「広告案件」を探します。
- 自分が本当に良いと思うもの、詳しい分野のものを選ぶと、説得力のある紹介ができます。
- SNSで商材を紹介する
- 選んだ商材の広告リンクを取得し、SNSの投稿に掲載します。
- 写真や動画を工夫したり、ユーザーの興味を引くような魅力的なコンテンツを作成することが重要です。
SNSアフィリエイトを成功させるコツ
- ブログも併用する
- SNSの投稿は流れてしまいやすく、過去の投稿が読まれにくいというデメリットがあります。ブログと連携することで、より詳細な情報を発信でき、収益の安定化につながります。
- 魅力的なコンテンツを作る
- 写真や動画の質を上げたり、独自の視点や体験談を交えるなど、ユーザーが「いいね」や「フォロー」をしたくなるような魅力的な投稿を心がけましょう。
- フォロワーとの関係性を深める
- コメントへの返信やDMでのやり取りなど、フォロワーとのコミュニケーションを積極的に行うことで、信頼関係が生まれやすくなります。
- ステマ規制など、規約・法律を遵守する
- アフィリエイトであることを明記するなど、ステルスマーケティング(ステマ)規制に注意が必要です。また、各ASPやSNSの規約、薬機法などの法律もしっかりと確認しましょう。
- ジャンルや商品に合うSNSを選ぶ
- ファッションやコスメなどはInstagram、情報商材などはX(旧Twitter)、具体的な使用方法やレビューはYouTubeなど、商材に合ったSNSを選ぶことで、より効果的にアピールできます。
SNSを使ったアフィリエイトの始め方
SNSを使ったアフィリエイトは、比較的簡単に始められる副業として人気があります。 以下に、基本的な始め方をステップ形式で解説します。
ステップ1:アフィリエイトの仕組みを理解する
まず、アフィリエイトがどのような仕組みで成り立っているのかを理解することが重要です。
- 広告主(企業): 自分の商品やサービスを売りたい企業。
- アフィリエイター(あなた): 広告主の商品をSNSで紹介する人。
- ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー): 広告主とアフィリエイターを仲介する会社。
- ユーザー(読者): あなたの投稿を見て、商品を購入したりサービスを利用する人。
アフィリエイトは、あなたがSNSに掲載したリンク経由でユーザーが商品を購入したりサービスに申し込んだりすると、その成果に応じて報酬が得られる仕組みです。
ステップ2:アフィリエイトASPに登録する
アフィリエイトを始めるには、まずASPに登録する必要があります。 ASPは、様々な企業のアフィリエイト案件をまとめています。 代表的なASPとしては、以下のようなものがあります。
- A8.net
- もしもアフィリエイト
- バリューコマース
- afb(アフィビー)
これらのASPに複数登録しておくと、より多くの案件の中から自分に合ったものを選ぶことができます。登録は無料です。
ステップ3:紹介する商品やジャンルを選ぶ
あなたがアフィリエイトで成功するためには、自分が興味を持てるジャンルや商品を選ぶことが非常に重要です。
- 興味のあること: 自分の趣味や得意なこと、詳しいジャンルを選ぶと、投稿内容に熱意がこもり、読者に響きやすくなります。
- 商品: 自分が実際に使ってみて良かったと思える商品やサービスを紹介すると、説得力が増します。
ステップ4:アフィリエイトリンクをSNSに掲載する
ASPに登録し、紹介する商品を決めたら、アフィリエイトリンクをSNSに掲載します。 SNSごとに適した掲載方法がありますので、以下を参考にしてください。
- Twitter:
- ツイートに直接リンクを貼る。
- プロフィール欄にリンクをまとめたリンクツリー(lit.linkなど)を掲載する。
- 商品レビューをツイートにまとめ、最後にリンクを掲載する。
- Instagram:
- プロフィール欄のURLにリンクをまとめる。
- ストーリーズにリンクを貼る(フォロワー数が一定以上必要)。
- 商品レビューの投稿を作成し、プロフィールへの誘導を促す。
- YouTube:
- 動画の概要欄にリンクを掲載する。
- 動画内で商品を紹介し、概要欄のリンクから購入できることを伝える。
ステップ5:コンテンツを作成し、発信する
アフィリエイトリンクを貼るだけでは、なかなか成果は出ません。 読者が「欲しい」「試してみたい」と思えるような、価値のあるコンテンツを作成することが重要です。
- 商品レビュー: 実際に使ってみた感想や、メリット・デメリットを正直に書く。
- ハウツー: 商品の使い方や、それを使ってできることなどを解説する。
- 比較レビュー: 似たような商品を比較し、どのような人におすすめかをまとめる。
- 体験談: 商品を使ったことで、自分の生活がどう変わったかを伝える。
成功するためのポイント
- 信頼性を築く: 読者との信頼関係が最も重要です。正直なレビューを心がけ、無理に売り込まず、読者の役に立つ情報を提供しましょう。
- 継続すること: SNSでの発信は、すぐに結果が出るものではありません。毎日コツコツと投稿を続けることが大切です。
- アカウントを育てる: 多くの人にフォローしてもらえるよう、魅力的なプロフィールや投稿を心がけましょう。
- 著作権や規約を守る: 他人の画像や文章を無断で使用したり、ASPやSNSの規約に違反する行為は絶対に避けましょう。
注意点
- 薬機法や景表法に注意: 特に健康食品や化粧品を紹介する場合、効果・効能について誇大な表現は避ける必要があります。
- 「広告」「PR」表記: 消費者庁のステルスマーケティング規制が導入されたため、アフィリエイト投稿には「広告」「PR」「プロモーション」といった表記をすることが義務付けられています。
SNSアフィリエイトは、楽しみながら自分の好きなことを発信することで、収益を得られる可能性があります。 まずはASPへの登録から始めてみましょう
アフィリエイトの注意点
SNSを使ったアフィリエイトは、手軽に始められる一方で、いくつかの注意点を理解しておくことが重要です。以下に主なポイントをまとめました。
1. 法律・規約の遵守
- 景品表示法(ステマ規制): 2023年10月から施行された法律で、事業者による広告であることを隠す「ステルスマーケティング(ステマ)」が禁止されました。アフィリエイトは広告の一種であるため、「#PR」「#アフィリエイト広告」など、広告であることを明確に表示する必要があります。
- 各SNSの規約: Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなどの各SNSには、それぞれ利用規約があります。規約違反となる行為(スパム行為、過剰なDM送信など)はアカウント凍結のリスクがあるため、事前に規約をよく確認しましょう。
- ASP・広告主の規約: 提携しているアフィリエイトサービスプロバイダ(ASP)や広告主にも、それぞれ独自の規約があります。特に、商標キーワードの使用可否、広告文のNG表現、禁止事項などは必ず確認してください。
2. ユーザーからの信頼を失わないための注意点
- 正直なレビュー・体験談: 実際に自分が使ってみて、本当に良いと感じた商品・サービスを紹介することが重要です。誇大な表現や嘘の情報は、ユーザーからの信頼を損ない、結果的にコンバージョン率の低下につながります。
- 売り込み過ぎない姿勢: 投稿のすべてをアフィリエイト広告にすると、ユーザーはうんざりしてしまいます。普段の投稿の中に自然にアフィリエイトを織り交ぜるなど、ユーザーに寄り添ったコンテンツ作りを心がけましょう。
- ターゲットに合った商品選び: 自分のフォロワーやターゲット層の興味・関心に合った商品を紹介することで、より高い成果が期待できます。フォロワーのニーズを理解し、価値のある情報を提供することが大切です。
3. 運用面での注意点
- アカウント凍結のリスク: 前述の規約違反以外にも、過剰な自動化ツール利用、不自然なフォロー・いいね、著作権侵害など、様々な理由でアカウントが凍結される可能性があります。リスクを理解した上で慎重に運用しましょう。
- 成果の保証がない: アフィリエイトは、必ずしも収益が発生するものではありません。多くのユーザーに商品が購入されることで初めて報酬が得られるため、地道なコンテンツ作りと分析が不可欠です。
- 情報漏洩・セキュリティ: フィッシングサイトや不審なDMには注意が必要です。個人情報やパスワードの管理を徹底し、セキュリティ意識を高く持ちましょう。
まとめ
SNSを使ったアフィリエイトは、単に商品を紹介するだけでなく、ユーザーに価値ある情報を提供し、信頼関係を築くことが成功の鍵となります。法律や規約を遵守し、誠実な姿勢で運用することで、長期的な収益につなげることが可能です。
日本国内で利用されているSNS
国内で利用されているSNSには、主に以下のようなものがあります。
主要なSNS
- LINE: 日本で最も広く利用されているコミュニケーションアプリで、メッセージのやり取りや無料通話のほか、タイムラインでの情報共有、ニュース、決済サービスなど多岐にわたる機能を持っています。
- X (旧Twitter): 短い文章(ポスト)を中心に、画像や動画、リンクなどを投稿し、リアルタイムの情報を共有するプラットフォームです。ニュース速報やトレンド情報に強く、匿名性の高さも特徴です。
- Instagram: 写真や動画の投稿が中心のSNSです。美しい写真や日常の出来事を共有する目的で利用されることが多く、特に若い世代に人気があります。ストーリーズやリールといった短尺動画機能も充実しています。
- Facebook: 実名登録が基本で、友人や家族とのつながりを重視したSNSです。写真や動画の共有に加え、イベント作成やグループ機能も活発に利用されています。
- TikTok: 短い動画を投稿・閲覧することに特化したSNSです。音楽に合わせて踊ったり、面白い動画を共有したりする利用者が多く、エンターテイメント性が高いのが特徴です。特に10代〜20代の若年層に大きな影響力を持っています。
その他のSNS
- Threads: X(旧Twitter)と似たテキストベースのSNSとして、Instagramから派生しました。相互にフォローしているアカウントの投稿が優先的に表示されるため、既存のつながりを活用しやすい点が特徴です。
- YouTube: 動画投稿・共有プラットフォームとして知られていますが、チャンネル登録やコメント機能、コミュニティ投稿などSNSとしての側面も持ち合わせています。
- Pinterest: 画像や動画を「ピン」して集め、自分だけのコレクションを作成するSNSです。ファッション、料理、インテリアなど、特定のテーマに関心を持つユーザーに支持されています。
- Lemon8: ライフスタイル情報に特化したSNSで、ファッション、美容、グルメ、旅行などの情報を写真や短い文章で共有するプラットフォームです。
- note: 文章やイラスト、写真などを自由に投稿できるコンテンツプラットフォームです。クリエイターが自身の作品を発表し、読者と交流する場として利用されています。